アート勉強ブログ

このブログは、アートに関わる仕事をしたい法律家の卵のアート勉強ブログです。 そもそもアートって何?ということを探求したり、アートオークションやイベントに行った感想であったり、気になる美術家さんのことをまとめるブログにしたいと思っています。

SBIアートオークション下見会

今日は、SBIアートオークションの下見会に行ってきました。

アートオークションが存在するということ自体は知っているものの、アートオークションってどうやって行うのか、誰が運営するのか、どうやって落札されているのか、全く知らないことに、ある本を読んで気が付きました。

アートだって、売れることが大事。その売れていく様子を実際に見てみたい、と調べていくうちに、アートオークションには下見会があり、しかもその下見会は誰でも無料で見ることができるということを知り、この機会を逃す手はないと思ったのです。

調べていて直近のアートオークションで検索ヒットしたのが、SBIアートオークションのModern and Comtemporary Art のオークションでした。

アートオークションというと、サザビーズやクリスティーズが有名ですが、SBIもアートオークションに関わっているとは知りませんでした。証券会社であるSBIがどういう経緯でアートビジネスに参入したんでしょうか、気になりますね。担保として絵画を管理するところからでしょうか?

 

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普段よりちょっとオシャレな格好で決めて、自転車で代官山までぶらりと。

ヒルサイドフォーラムにつくと、草間彌生のポスターが目立ちます。

 

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ちょっとどきどきしながら中へ。展示しているところは写真を撮ってはいけないかもと思って撮っていません。

 

最初に目につくのが、アンディー・ウォーホル、キース・ヘリングのポスター。

キース・ヘリングのポスターは1m程の大きいものでしたが、180万くらい。アンディー・ウォーホルは、マリリン・モンローの30cm四方のものがあり、それは30万円くらい。意外にも安い。アンディー・ウォーホル、30万円だったら買っちゃうかも。

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なんの知識もない私が知っているアーティストの作品が、目の前にあって値段が表示されて展示されているのは心地よい衝撃を感じました。「あの有名な作品が(お金さえあれば)手に入れられるかも」という購買意欲がうまく刺激されます。

村上隆のフィギュア作品やジョン・レノンのかばん(300万くらいだったかな…)、パブロ・ピカソの版画?もありました。

こういった著名なアーティストの作品を展示の最初に持ってくるところはニクイですね、財布の紐が緩む。

 

 

中盤に至ると、日本や中国の作家さんの作品がずらっと並んでいました。薄暗い中にモダン・アートがぎっしりと展示されている様子は圧巻。

気色も大きさも値段も違う作品が並べられているのでいろいろな観点から比較できますね。自分の好きな作品のテイストを確認したり再発見したり、新たな作家さんの発掘ができたりするのは、これはいい楽しみなのではないでしょうか。

こんな絵をリビングに飾りたいな、これは和室に飾りたいな、これはあのひとに見せたいな自慢したいな、といった自分のライフスタイルを想像しながら絵を見るのは、贅沢な楽しみですね。

ここで、私が気になった作品は、李 禹煥(Lee U-fan)氏と関根伸夫氏の作品でした。

李氏の作品は筆の線のみで構成された作品で、シンプルで「え?これが絵なの?」っていうようなものですが、白い壁に掛けて遠くからみると驚く程、空間がおしゃれに見える。涼しげな竹を連想させるような雰囲気は日本人の心に近いものがあるし、けれども「和」になりすぎないところが、日本のリビングの洋間にも合いそうな気がします。これは飾りたいですね!

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関根氏の作品は、「金」なので目立ちます(笑)

クリムトを思わせるような鈍い金色が、縁起の良い晴れましい気分になりますね。黒も基調としているので、デザイン性が卓越していてとってもおしゃれです!

金、なので今アートビジネスが盛んな中国では売れそうな作品ですね〜。(中国の方は金色が好きなようです。)

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あ、貼ってある画像は出品作品じゃないです。

今回は「もの派」のテーマだったんですね、今日講演会があったみたいですが聞けばよかったかなあ。

 

そして、終盤は草間彌生の絵画で締め。

草間彌生の絵は桁が違う…1000万を軽く超えてる…!

アートにかけられる金額は所得の1%だと言われていますが、単純計算してこの草間彌生の絵を買えるのは10億の所得がある方だということ。こういうちょい生々しい想像すると、俄然アートオークションの当日が楽しみになっちゃいますね。

 

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現代アートはよくわからない、と言われていますが、そして実際わたしもよくわからないですが、現代アートがわからないのは作家が生きているからその評価が定まっていないことにあると思うんですよね。そこを補うのが「値段(評価価格)」で、それによって、「みんながいいと思っているもの」がわかるので、価値が担保されているという点では、安心して自分の好みの作品を探せる気がしました。

 

そして、昔の宗教画や肖像画印象派と絵とは違って、現代アートは現代の家に飾れるように進化しているのだなと感じました。なので、「美術品」として捉えるよりも、「インテリア」として捉えた方が正確なのではないかと思いました。美しさ、描写の精巧さが重要なのではなくて、オシャレかどうか、家の壁にかけてどういう気持になるか、絵と一緒に生活していて気分が晴れるかどうか、そういう選び方をする。そういう選び方はインテリアに近いですよね。 アート、デザイン、インテリア、これらの境界は曖昧になっている、ということを知ることができたのは面白い収穫でした。敷居の高そうなアートででも、衣住食の「住」であると考えると、生活に取り入れられる気がしませんか?

 

  • 美術館のようにガラスケースの中に収まっている状態ではなくて、有名なアーティストの作品が「買える」「手に入れられる」というアクセスタブルな状態で見ることができること。
  • 価格が表示されているので、価値がわかりやすいこと。
  • 誰でも無料で展示を見れること。

こういった点で、アートオークションの下見会に行くメリットは大きいです!たとえ買えなくても!(笑)

さて、展示されている作品が実際に落札されるのは明後日、11月5日。

ネット上でLIVE中継をされるようなので、たのしみにしたいと思います。

それでは、また。